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コーヒーの淹れ方はこちら カフェのレシピを公開中

ザ・コーヒーといえばドリップコーヒー。コーヒーの王道です。 大掛かりな機械や道具が必要なく、手軽に淹れられるコーヒーでありながら、コーヒーの風味をシンプルに味わう方法として、世界中で愛されている抽出法です! 誰もがトライでき、歴史も長い分、抽出理論も死ぬほど開発されてます。ググると大量にレシピが出てくるので色々探してみてください!ちなみに国によって淹れ方のトレンドが違ったりするので、英語でも検索して見るのがオススメです。 ここでは僕の淹れ方を紹介しますが、淹れる人やレシピによって全く違う味になるので、ぜひレシピにとらわれず、あなたの味を見つけてください!(ちなみに僕も常にレシピの試行錯誤をしてるので、1ヶ月後にはこのやり方してないかもです。笑) <準備するもの> 豆:13g 水:200ml ドリッパー(V60だとamazonで300円ぐらいで買えます) コーヒー用ケトル(注ぎ口の細いやつ:あれば) スケール(あれば) グラインダー(手挽きでも機械でもOK) (予備知識) V60というのは、ハリオ社のドリッパーの名前です。世界中で使われているので、コーヒー好きな外国人とかに、「俺V60派なんだよね〜」とかいうとコーヒー知ってる風な感じが出ます。 他にはコーノ式とか、メリタ式とか色々あるのですが、ぶっちゃけ安くて使いやすいハリオのV60に僕は落ち着いています。そのうち他のも含めて、詳しく色々紹介しますね。 ちなみにコーヒー用のケトルですが、ヤカンや電気ケトルダイレクトでもイケますが、コーヒー用の注ぎ口が細いものものとか、重さを測るスケールがあると味が安定します。 自分は感覚的に理解する人間だ、と思う方や、めんどくさいのが嫌いな方は、ダイレクトで豪快にいってみましょう。(ただし難易度が跳ね上がるのでそこは自己責任で) <順番> 1.豆を挽く 2.水を沸騰させる 3.ドリッパーを準備する 4.蒸らす 5.残りのお湯を注ぐ 6.飲む おわり!簡単!!この説明でOKな方は今すぐゴー!もう少し詳細な説明は下をご覧ください。 <詳細> 1.豆を挽きます 13gの豆を中細挽きにします。(上の写真ぐらい) スケールがない場合は、だいたいコーヒースプーン一杯弱ぐらいが13gになります。 (予備知識) あっさりしたのが好きな方は粗めに、逆に濃いめが好きな方は、豆の量を増やしたり、挽き目を細かく変えてもOKです。 いきなり大胆に変えると味がものすごく変わるので注意してください。 2.水を沸騰させます 水の温度は90度ぐらいがオススメです。だいたい、電気ケトルで沸かしたお湯を、コーヒーケトルに移し入れるとそれぐらいの温度になります。 (予備知識) 水温とコーヒーの成分抽出レベルは比例します。なので、熱いほど味が濃く、口当たりが強くなりますが、余計な雑味成分まで出てくるリスクがあります。 温いほど口当たりがまろやかになりますが、薄すぎたり風味が不十分なリスクがあります。 ちなみにコーヒーの味は、酸味→甘味→苦味の順に出ます。つまり温度が高いほど、苦味抽出まで到達するスピードが早いです。 なので、酸っぱすぎると思ったら湯温が低すぎて抽出不足の可能性が高く、苦すぎると思ったら湯温が高すぎて過抽出の可能性が高いです。 さらにちなむと、浅煎りの豆は酸っぱい成分が多く、深煎りの豆は苦い成分が多いです。なので深煎りの豆ほど、過度の苦みを避けるため、湯温を下げて抽出されることが多いです。 3.ドリッパーを準備する ドリッパーをマグカップかなんかの上に置き、ドリップ紙の端を折ってセットします。 紙をセットしたら、あらかじめお湯で紙を濡らしておいたほうがいいかなと思います。(まあ好みですが) (予備知識) 紙は、未晒しの茶色いものと、漂白済みの白いものがありますが、僕は個人的に白いものの方が好きです。なぜなら、紙の香りが弱く、コーヒーの味を邪魔しないから。ちなみに漂白したものが環境に悪いとかは、特にないそうです。 湯通しする理由は、一つは紙の匂いを洗って取り除くため。そしてもう一つは、コーヒーが冷めないようにカップや容器を温めるためです。 4.蒸らす 先に25-30gの少量のお湯を全体に満遍なく注ぎ、コーヒーになじませ、蒸らします。(写真はスプーンで混ぜてますが、必須ではないです) (予備知識) いきなりドバッと注ぎ始めると、コーヒー粉の間からお湯がすり抜け、成分が抽出されないまま落ちてしまったり、一部のコーヒー粉にはお湯が過分に触れているのに、一部には触れていない、つまり過抽出、未抽出の部分ができてしまい、味のバランスが崩れたりします。 なので、全部の豆に均等にお湯が触れるように蒸らしを行います。人によってはさらに均一にするため、ここでスプーンで混ぜたりもします。(僕は最近混ぜる派です) 5.残りのお湯を注ぐ 最初のお湯を注いでから、だいたい25-30秒ごとに、2-3回に分けて残りの水を注ぎ、最後はお湯が落ちきるまで待ちます。 注ぐ時には、中心から外、外から中心に円を描くように注ぐことで、均一に全てのコーヒー粉にお湯を注ぐようにします。ケトルから出る水量が一定になるほど抽出も安定します。 (よくある失敗は、奥側だけお湯がいっぱい注がれて、手前側が全然注がれてなかったり) (予備知識) 75g/50g/50gの順で水をそそぐのが僕のやり方です。 人によっては雑味が出るから最後まで水を落としきらないって聞きますが、2分程度ではそんなこともないので、最後は全ての水が落ちきるまで待ちます。このやり方で注ぐと、だいたい1分40秒〜2分30秒で抽出が完了します。 ゆっくり注いだり、注水回数を増やすほど、抽出時間が伸びます。抽出時間が伸びると、コーヒー粉がお湯に触れる時間が増すので、成分の抽出レベルが上がります。逆に早すぎると、成分が十分に抽出されなかったりします。 6.飲む コーヒーをゆっくり飲みながらぼけっとします。 <ちょっとマニアックな知識> 突然ですが、成分の抽出レベルを、収率(TDS)と言います。 例えば、収率20%というと、コーヒー豆の中の成分全体のうち20%が抽出された、という意味になります。 これは濃度(Brix.)とは違う概念で、濃度は、水の中に溶け出した成分の量を表します。(昔数学でやった感じしますね) なので濃度20%というと、水100mlの中にコーヒーの成分が20ml溶けている、という意味になります。 そして、この濃度と収率、というのが実は抽出のキモになります。(数学と化学に苦手意識のある方は、ここで戻っても大丈夫です。笑) 上でもちょっと述べましたが、コーヒーの味は、酸味→甘味→苦味の順に出ます。 なので、収率が低いと、成分の抽出度が低いので、酸味が強くなります。収率が高いと、成分の抽出度が高いので、苦みが強くなります。 ちなみに、濃度が低いと、味が薄くなり、風味が感じやすくなります。濃度が高いと、味が増し、口当たりが強くなります。 これらを、僕たちは5種類の方法で変えながらレシピを作ります。 1.豆の量 増やすと、濃度が上がり、収率が下がります。 2.豆の挽き具合 細かいと、濃度が上がり、収率も上がります。 3.湯温 上げると、濃度が上がり、収率も上がります。 4.抽出時間 伸ばすと、濃度が上がり、収率も上がります。 5.水の量 減らすと、濃度が上がり、収率が下がります。 コーヒー抽出って、こんな超ややこしいマニアックな世界なんです。笑 それぞれの豆によって、焙煎度によって、好みによって正解は変わってくるので、同じ豆を使ってもコーヒー屋さんごとに味が変わるのです。 ...
好みの豆の見つけ方はこちら 焙煎士オススメ方法を掲載中

ニーハオこんにちは。ここでは、ややこしくて複雑な、コーヒー豆の選び方について紹介します。 ざっくり言うと、主に下記の4ポイントになります。 -サイズ- だいたい1〜2週間で飲みきれる量がオススメ。⇨詳細はこちら(第二弾:サイズ編) -焙煎度- 浅煎りだと酸味と豊富な風味、深煎りだと苦味と濃厚な口当たりがポイント。⇨詳細はこちら(第三弾:焙煎度編) -精製方法- キリッとした酸味が際立つウォッシュドと、どっしりフルーティーなナチュラルがある。その中間はハニーと呼ばれる。⇨詳細はこちら(第四弾:精製プロセス編) -産地- 各地域ごとにざっくりと傾向はあるが、結局は店員さんに聞いて選んだ方がいい。⇨詳細はこちら(第五弾:産地編) でも本格的に選ぶ前に、まず第一弾。そもそもの選び方の前提から説明していきます! <前提1:新鮮なものを選びましょ> 新鮮な豆(焙煎してから日の浅い豆)を選んだほうがいいです! 豆は、焙煎してからどんどん風味が落ちてくので、僕の経験上、焙煎後3週間-1ヶ月以内には飲み切ったほうがいいと思います!(日本だと台湾より気温が低いからもう少しいけるかもですが) 自家焙煎のお店でコーヒー豆を買う一番のメリットは新鮮さだと思うので、まずはそこにこだわってみてください〜。それ以上経っても美味しいは美味しいけど、香りはがくんと落ちる感じがします。 なので逆にいえば、どんなに有名なコーヒーでも焙煎後時間がたってたら、わざわざ高いお金出して買う必要ないです。 そのお金を美味しいもの食べるのにでも使ってください。 <前提2:コーヒーの味の違いを知りましょ> コーヒーは、本当にめちゃめちゃいろんな種類があります。豆自体、国ごと、農園ごと、品種ごとに違えば、シーズンによって違ったりもします。ワインも当たり年とかありますけど、そういうのはコーヒーでもあります。 さらにややこしいことに、コーヒーは焙煎という過程を挟むので、植物的に同じものであっても、焙煎士によってまた味に変化が足されます。 さらにさらにややこしいことに、コーヒーは抽出してなんぼなので、その抽出する人によっても味が変わったりします。 カオスですね。 だいたいコーヒーを買う時には、豆ごとにある程度味の情報が書かれています。「深煎り」とか「コクがある」とか「酸味が効いてる」とか「フルーティー」とか。 でも、普段からかなり意識してコーヒーを飲んでないと、ぶっちゃけ一口飲んでどのレベルのコーヒーが苦くて、コクがあるのかなんて、判断できないんじゃないかなって思います。(少なくとも僕はそうでした) なので、僕のオススメとしてはまず1つ、意識して試してみることです! 例えば、「深煎り」「チョコっぽい」「コクがある」ってのを選んでみて、どんな味するんだろって自分の感覚と照らし合わせてみる。 普段セブンのコーヒーをよく飲むなら、それと比べてどうだろう、とかスタバのコーヒーと比べてどうだろう?とか。あ、これコクがあるって書いてあるけど、セブンのコーヒーの方が重いなって思ったら、「ああーセブンのコーヒーってコクある系なんだ」って分かったりします。(本当にコクがあるかはどうかは知りませんよ) そうすると、普段飲んでるのが一般的に、どの立ち位置のコーヒーなのかが見えてくるので、コーヒー屋さんのアドバイスと味がリンクしやすくなるかと思います。 その後は、その都度飲んだ味を基準に、もっと酸っぱく、とかもっとフルーティーに、とか相対的に調整していけば、すぐに自分の好きな味にたどり着けるかと思います! ち、な、み、に! BOKETTOだと、お試しセットでいくつかそのヒントになりそうな豆をピックアップしてるので、とりあえず色々試してみたい方には超おすすめです! <<詳細はこちら>> では、今日はこの辺で! 何か質問などがありましたら、お気軽にご連絡ください〜。 <リンク> 毎回、どれぐらいの量を買えばいいかわからない方へ⇨詳細はこちら(第二弾:サイズ編) 浅煎り?深煎り?違いや自分の好みがわからない方へ⇨詳細はこちら(第三弾:焙煎度編) ウォッシュドやナチュラルって何?精製方法による味の違いを知りたい方へ⇨詳細はこちら(第四弾:精製プロセス編) やっぱりブラジル?それともエチオピア?地域ごとの味の違いを知りたい方へ⇨詳細はこちら(第五弾:産地編)